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            非  原  理  教  会
              お や ぢ の 独 白
                                                     2000/01/10  Vol.037
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こんにちわ、おやぢです。
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■自己啓発セミナーの実態 U

メルマガVol.019(1999/11/20配信分)で巷にあふれる『自己啓発セミナー』の
実態、第一段階を紹介しました。
http://www.interq.or.jp/jazz/misty/magazine/19991120_019.txt
今回は、第二段階目を公開します。


まず第二段階は三日の合宿形式で行われます。

受付している間に一段階で知り合った方同士で色々話をします。そうしている
内にアシスタントから、そろそろ開場になり研修が開始される事を言い渡され、
みんな部屋に移動します。

そして開場になるのですが、扉が開いてみんなが着席するまでの時間が、実は
講師によってはかられています。そうとは知らず、みんなは後ろの方にすわっ
てお互い譲り合っています。

研修生は約50人ぐらいで一段階と比べそんなに大勢ではなく、学校の1クラス
みたいな感じです。年齢もバラバラで60才近い人もいれば大学生もいます。

いよいよ研修開始です。
はじめは全員目を瞑り音楽が流れカノンというクラッシックが流れ一、段階で
の体験した、セッションの復習みないなことを講師が約20分ほど語りかけます。

それが終わると講師が自己紹介します。
そして、皆さん一段階では全員が着席するまでそんなに時間が掛かっていたで
しょうか、といい、全員一旦退室させられます。(ここからが実は第二段階の
厳しさがはじまります)

約5回やり直しさせられました。
「皆さん援助が出来ていません」「本当にやる気があるのですか」といい、5
回もやり直しさせられ、時間は約50人着席するまで最短時間4分という結果で
した。

ちなみに1回目は7分ぐらいです。要はお互いが助けあう、ことを教えられます。

そして、次はいろいろな人と分かち合うために自由に話しをして歩きまわりま
す。ただし研修会場のみです。

そしてグル−プ作りになりますが、大きな円を作りだれをパ−トナ−にしたい
か決め、その人の所に行き、パ−トナ−になって欲しい事を伝え、OKならき
まりますが、だめなら他の人、と順番に行き必ずパ−トナ−を見つけなければ
なりません。

パ−トナ−が決まったら次はグル−プをつくります。パ−トナ−の時と同じよ
うな感じできめ、1グル−プ8人の者を5グル−プ位作ります。

次はグル−プごとに別れ今思っている事やこの研修に対する意気込み、みたい
な事を考え意見を述べ合います。そして一人ずつ今感じることや研修終了時の
自分のなりたい姿などを、まとめます。

次はアシスタントを決めるのですが、グル−プの中から一人あまり自分を出す
事が得意ではない人が、アシスタントの前に行きどうしてアシスタントになっ
て欲しいかを全力でアシスタントに伝えます。

全力を出しても、なかなか納得してアシスタントにはなってくれません。私は
これをやったのですが、この時点でもう声はかすれています。それ位の大声で
言わないとなかなかアシスタントには、なってくれません。

ようやくアシスタントが決まったら次に、自分が先ほど考えた研修での得たい
成果を全力で全員が、自分のアシスタントに伝えます。これは約10分ぐらい大
声で伝えないとOKがでません。

アシスタントや講師は、まだまだーといって全力をださせます。

どうして皆がガンバルかというと、もし最後までだめだったら家に帰されてし
まうからで、しかも、パ−トナ−も同様に家に帰されてしまいます。だから、
皆必死で全力をだします。

ようやく皆がOKをもらったかと思うと、次は、一段階での約束を守っている
か、聞き、守っていない人は家に帰されます。

私の時は3人いました。しかし実際は家に帰すのではなく、其の人も全力をだ
させられます。約束の大切さを実感させるためにやらされるのです。

次に救命ボ−トの実習です。難破船にのって自分がいかに助かるに値する人間
かを自己主張するのです。みんなで7分ぐらいで終わるようにしないといけな
いのですが、どんなにやっても10分は掛かるので何回もやり直しになります。

そこで20歳ぐらいの女の人が、「こんな事やっても意味が無いんですが」と、
言ったとたん講師が怒りだし、おまえみたい人間が自殺してしまうんだといっ
て槍玉にあげられ、その後みんなでガンバロウとその人に言っていました。

何回もやっている内に1日が終わり合宿なので皆で夕飯を食べ、指定されたホ
テルで、決められた人とツインもしくはトリプルの部屋で一緒にねます。

その際、宿題がだされ、ノ−ト1ペ−ジを使って今日感じた事などをかきます。
1日の時間はam9:00からpm10:00ぐらいまでです。

1日目に宿題がでたのですが、これが次の日の内容をじつは、左右するのです。

まず朝部屋でめざめホテルのレストランで朝食をみんなでとり、その後研修会
場へ向かいます。又開場の時。時間を計られて、とても遅いと言われ3回ほど
出たり入ったりします。約40分ぐらいかかります。

そしてグル−プごとに宿題の内容を、皆が見ている前で講師に見せます。大概
の人はやる気あるの、とか、ふざけているのか、など、フイ−ドバックを受け
皆退場させられて、ほかの部屋でみんなで宿題を見せ合い、悪い点など指摘し
ます。

ちなみに内容はまったく見ず、書いてある量の事を講師はいっていたのです。
ほとんどのひとが、ノートを使ういつものくせが出るのです。

約2時間ぐらい掛かります。その後救命ボ−トの実習というのがあります。
ル−ルは、50人ぐらいが大きな円になり、2人が向き合うようつまり、フォー
クダンスのような体制になり、正面の人を救命ボ−トにのせるか、乗せないか
を投票するのです。

しかし一人につき5人しか投票できません。つまり5人しか救命ボ−トに乗せる
事ができないのです。順番に投票していきます。

投票のきめ方は、もう研修も2日目なので、リ−ダ−的な人かどうかでほとん
どきまります。平均は2-3人自分にも票が入るのですが、少ない人は0という人
もいました。

しかしこの実習は自分自身にも投票できるのです。すなわち自分を捨てる人た
ちも当然でました。

その人は、帰るよう、講師に言われました。というのも自分をどんな事があっ
たも捨ててはいけない。もしそのような事があったら、今回の研修は帰っても
らいます。と、はじめに言われていたからです。

其のあとはたいへんでした。他の人たちは講師につめより、帰さないでくださ
い。と絶叫します。あまりにも混乱してしまい、講師は「今回の研修は中止し
ます、研修費用は全額返金しますので皆さん御帰りください」といい大混乱に
なってしまいました。

なんとか収拾がついて、その後休憩します。このあとが第二段階のビックイベ
ントです。

それは、まず部屋を真っ暗にし、なんと5歳ぐらいにさかのぼり父や母に言い
たい事を全身大声で訴えます。それはもう会場中ものすごい状態です。

はっきりいって文章でどこまで伝わるかわかりませんが、精神錯乱状態の人が
大勢いるようなかんじです。

そして、しばらくして講師が「目の前に扉があります。それを開いてください。
そうです、その扉のなかにあるものそれがあなたが持ってうまれたすばらしい
価値なんです」といい両手を交差させ、自分の肩にてをのせ今まで良くがんば
ったね、えらかったね。と自分自身に言い聞かせます。

ここまでくるとほとんどの人が洗脳されてます。ここが一段階とまったく違う
ところで、これが危ないのです。そして、この体験を忘れないように心のスト
レッチというものを行います。ある人は森の妖精を演じたり、ピンクレディを
演じたり其の人自体を応援する応援団になったり学芸会のような感じになりま
す。

それが終ると自己契約というものをとります。たとえば「私は愛をもったやさ
しい人間です」といった感じです。

3日めは第三段階の説明とそれの勧誘です。それで約1日を使い最後に卒業試験
です。

これは、はっきり言ってディスコより激しいです。ディスコはそれなりに踊る
人や見ている人とわかれますが、ここでは全員がお立ち台に上って我を忘れて
いる状態です。

3日おわったらグッタリするけどもう気分はすっきりしてます。自分はなんで
も出来る人間なんだ。とおもっている様な状態が約1か月続きます。

※出典【自己啓発セミナーを考える会】
http://www2.odn.ne.jp/~cag04660/ji.html



■『為に生きる』の幻想

Mintz(1951)は、パニック行動の生起要因に関して1つの実験を行いました。
Mintzの実験以前は、パニック行動は恐怖や不安などが引き起こす集団行動の
1つだと定義されていました。

しかし、これら以外の要因も、これらの行動に関与しているのではないかと考
えられるようになってきました。Mintzはこの実験で、「報酬」を1つの要因と
して捉え、パニック行動との関連を明らかにしました。

実験は、まず20名前後からなるグループをつくりました。彼らの前には入り口
が小さく細くなっているビンが置かれました。その中には円錐体の小さなかけ
らがたくさん入っていました。その先には糸が付いており、その糸の先を被験
者が1本ずつ持っていました。

被験者が1人ずつその糸を引っ張れば、円錐体のかけらは順番にビンの口から
出るような仕掛けになっていました。しかし、何人かの被験者が同時に糸を引
っ張ると、その円錐体はビンの口で引っかかり、どの円錐体も抜けられなくな
ってしまいます。

模擬的に、群集が非常口に殺到する状況を作り出したのです。順番に整列すれ
ば、全員非常口から脱出できます。しかし、皆がパニック状態に陥り、非常口
に無秩序に殺到すれば、ほとんどの人が脱出できなくなってしまうというわけ
です。

この実験を被験者グループに行わせる際に、グループごとに異なった教示を行
いました。

●金銭報酬群
 一定時間内に上手く取り出せた人には賞金を出します。
 しかし、時間内に取り出せなかった人には罰金を課します。

●集団行動促進群
 グループメンバーがどれくらい協力して行動できたかどうか、その能力を測
 定します。

実験の結果は以下のようになりました。

●金銭報酬群------16集団中12集団が出口に殺到(混雑)。
●集団行動促進群--25集団のうちすべてが制限時間内に終了。

協力すれば全員が時間内で終了できる課題であるにも関わらず、「時間内に取
り出せなかった人には罰金がある」といわれたグループは、皆自分だけは先に
取り出したいと考え、結局はほとんどのグループで、ビンの口に詰まらせてし
まったのです。

人は、緊急事態に陥っても、ただ闇雲に「助かりたい」と思って行動するわけ
ではないのです。ある程度、自分の生命や財産などを守ることを考慮に入れて
行動しているといえます。

それが、集団行動と合致しないときにパニック行動を引き起こすのです。
自分が得をするか損をするか分からない、という不安定な状況が原因の一因と
して考えられるのです。

※出典【心理学ショートショート】
http://www.shinrigaku.com/


現役教会員の信仰は、いわゆる『恐怖信仰』というやつが多い。
地獄が怖いから、カタチだけ信仰する、離れられない、というもの。

どっちにしろ、献金のノルマやナントカ摂理があるうちは、『為に生きる』ど
ころじゃないな、こりゃ。



■自律のススメ

掲示板にちょっとためになる投稿がされていました。
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かってフィンランドの保健当局が、栄養指導や健康管理
の効果について、科学的な調査をしたことがある、とい
うのです。

まず、四十歳から四十五歳までの男性を六百人選び、彼
らを定期診断し、ビタミンやカルシウムなどをはじめと
する栄養学的管理を徹底させ、毎日適度の運動をしても
らい、こういう生活を十五年間続けてもらったのです。

その効果を比較して調べるため、同じような条件にあた
る男性六百人を選び、こちら側は、いかなる健康管理の
対象にもされず、ただ、健康状態の調査のみをして、同
じく十五年間調べました。

十五年後、二者の間に、恐ろしいほどの違いが現れまし
た。
心臓血管系の病気、高血圧、死亡、自殺、いずれの数も
一方が他方より、ずっと多かったのです。それがなんと、
健康管理をした方のグループだったのです。

医者たちは仰天し、その実験結果の公表を控えたそうで
す。ここで言っていることは、なにも「健康管理は不要
だ」と短絡的な判断を下しているわけではありません。
それは、「過保護は依存的にする」ということなのです。

自立は自律につながっているのです。
我々が、他者依存的になった時、自律組織によって生ず
る自然的抵抗力を失ってしまうのです。自らを救うのは、
まさに自分自身なのです。

健康管理が他律的に行われる時、恐るべき自己喪失が、
そこに生じ、それが自らの心身を守る生気エネルギーを
失わせてしまうのであります。
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ぼくはこれを、教会組織にどっぷりハマっている人に読ませてあげたい。
現役教会員は、これを読んで果たしてどんな感想を持つのだろうか?

これを、『健康管理』について書いてあるとしか読めない人、あるいは、「統
一教会は過保護じゃないよねえ」などと、自分に関係ないと思っている人は、
まさしく救いようがないだろう。

ナントカ摂理だ、カントカ路程だ、大変だ、日本が危ない、これが最後だ、と
いわれるたびに右往左し、振り回され、引きずりまわされてきた者は、『依存
状態』になっていることに気づかない。

原理世界は確かに過保護ではないが、組織にどっぷり浸かっている者は、いわ
ば人間ブロイラー状態なのである。



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〜 統 一 教 会 用 語 解 説 〜

☆総生畜献納解怨祭委員会

このたび『総生畜献納解怨祭委員会』が発足した。
この委員会の目的とは、全祝福家庭が160万円を納めるという責任分担を全
うさせるためのもの。

なお、総生畜献納解怨祭の意義については、メルマガに書いたとおりだが、簡
潔に説明すると、『神様の直接主管圏に入るための基本的条件』つまり天国に
入るためには160万円を納めなければならないということである。

委員会によると、「この総生畜献納解怨祭は各祝福家庭がその意義について深
く理解し、心から感謝して受け、それを主体的信仰で全うしなければ意味がな
いばかりか、第4次アダム圏時代を出発することはできないのです」とのこと。

160万円を感謝して(あるいは余裕を持って)差し出せない者は統一教会に
いる意味がないようだ。



☆第四次アダム圏時代

文教祖は1999/10/24、ベルベディアにて『第四次アダム圏時代到来』というタ
イトルで5時間以上の説教をした。

【要約】
●10月23日から新しい時代に入った
●10月23日を「総天宙祝福解放式」と定める
●10月23日を分解すると(10+10+10+3)になり、イエス様を蕩減する意味
●1945年からの7年間を完全蕩減復帰した
●祝福家庭は真の御父母様の家庭を代表して氏族圏を祝福できる権限を有する
ことになった


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