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            非  原  理  教  会
              不良食口<おやぢ>の独白
                                                     1999/11/05  Vol.016
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こんにちわ、おやぢです。

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■<霊の親子>考

統一教会内部では「霊の親と子」の関係抜きに、信仰生活を考えられません。
霊の親子とは、ちょうどイエス様と弟子達の関係とたとえられます。
理由については長くなるので割愛しますが、原理によれば霊の子は最低3人必要
です。

ところが、教会内では多くの信者が統一教会への「紹介者」と「紹介された者」
というように、大変軽々しい内容として捉えられているのが現状です。

以前、祝福の条件として霊の子3人が必要でしたが、霊の子の定義?を当時、一
般会員、以上とされていたと記憶しています。いずれにしても、最低メシアを証
され受け入れた者以上ということです。

しかしながらこれを統一原理に照らしてみますと、この基準はとてつもなく甘い
基準であることがわかります。

本来霊の子の基準とは、イエス様が十字架にかけられた時に逃げないで身代わり
になるような高尚でかつ高いレベルなのです。

して、霊の親とは、その心情基準にまで育むことができるような<真の愛>ある
いは<無償の愛>でもって愛し尽くした基準がないとなれないことは言うまでも
ないでしょう。

では、そのことを踏まえて教会内での霊の親子関係をみてみましょう。
・・・誰もいませんね(-_-;)
少なくとも日本統一教会には私の知る限り、存在しません。

もっとも、文鮮明先生の三弟子の方も失敗されたくらいですからね。
つまり文鮮明先生ご自身も、霊の親の責任を果たせなかったということです。

で、私は何を言いたいかというとですね。

自分は●●ちゃんと△△ちゃん××ちゃんの霊の親なんだもーん。と思っている
そこの君!あなたの自己満足で霊の子を決めるのではないのですよ。

この方についていきます、ついていきたい!と思わしめる愛の基準でもって愛し
尽くしたという実績があってこそ、霊の親なのだ、ということなのです。
霊の親は霊の子が決めるのです、本来は。

しかしながら教会での現状は、霊の子(と思い込んでいる)の数を競いあったり
自慢したり、奪いあったりしているのです。

そのお気持ちわかります。霊の子を獲得しないと霊界でいいところにいけないと
思い込んでいるのですから。

でもこれではサタンと同じです。自分の為に霊の子を獲得したいのだから、それ
は自己中心というもんです。

ぼくは、統一教会内部で
「まず多くの人を先に天国にいれてあげてから最後に自分が天国に入る」
というような信条を聞かされたことがありました。
今思うとあれは建前だったのかもしれませんね。
でなければ、霊の子を奪いあったりしませんものね。

分かり易い例をひとつあげてみましょう。

印鑑をペアで売り歩いていて買ってくれたお客が統一教会の勧誘(伝道)のライ
ンに乗せられ、ビデオセンター → 教育部 → 壮婦部というように教会員になっ
た場合、霊の親は誰?という問題が出てきます。

一方、その印鑑を買った奥様は霊の親がなんたるかもあまり知りません。
で、そのお二人さんは

「あたいが先にピンポーン!したんじゃないのよ」
「なにいってんのあ・た・しが転換期トークしたのよ!」
「クロージングはあ・た・いよ!」
「あんたは売りっぱなしじゃない、アフターケアはあたしがしたのよ!」
「ふん、壷を授けたのは、あ・た・いなの!」

というように、霊の子(と思い込んでいる)の奪い合いは続くのです。

大体において、ハンコ買って協会員に仕立てられた奥様たちは二人のことを霊の
親などと思っていませんけどね。
天正堂だの鶴亀堂だのハンコ屋のセールスレディか占い師見習いとしか思ってな
いのですよ・・・正味のハナシ。


■マルチ会社と統一教会は相対基準を造成している

・新聞記事より
アムウェイ商法は「マルチに類似」と東京地裁が認定 1999年10月28日
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 著書で販売方法を「マルチまがい商法」などと指摘され、名誉を傷つけられた
として、無店舗販売大手の日本アムウェイ(本社・東京)が、出版社と著者らに
出版・販売の禁止と損害賠償などを求めた訴訟で、東京地裁は27日、請求を棄
却する判決を言い渡した。大橋弘裁判長は、日本アムウェイのシステムが「マル
チ商法と同様の特徴を備え、同じような弊害が生じていることから、マルチ商法
と論評したことには少なくとも真実と信じるに足りる相当な理由があった」と述
べた。

 被告は、「アムウェイ商法を告発する―“マルチ”No.1企業の全貌(ぜん
ぼう)」を出版したあっぷる出版(北原章代表)と著者でフリーライターの山岡
俊介さん(40)。

 判決で大橋裁判長は、日本アムウェイの商法について「訪問販売法で規制され
ている連鎖販売取引の要件の主要部分を満たし、社会問題性を抱えており、マル
チ商法に類似していることは明らかだ」と認定。そのうえで、山岡さんらが著書
で、「マルチ商法」「マルチまがい商法」と論評したことには「真実か、少なく
とも真実と信じるに足りる相当な理由がある」として、同社の営業が「違法に妨
害されたとはいえない」と結論づけた。
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裁判長が「アムウェイはマルチなんだな」と遠慮がちに論評しているの歯がゆい
気がする。
おやぢ的にはまだまだまだ甘いなと思う。

ネットワークビジネス、コミニュケーションビジネス、MLMマルチレベルマー
ケティング、とかなんとか横文字でごまかしても、だめなんだなあ。
こういうのは「ねずみ講」とひとくくりにすればいいんですよ。

ビデオセンターなんてのも横文字使ってそれらしく装ってるが要は「勧誘窓口」
なんですよ。

だから街頭で偽アンケートやインチキ占いを駆使して勧誘窓口に連れてくる連中
は「ぽん引き」なんだよ。
あーー恥ずかしい・・・


■統一教会の信仰とは

原理講論 総序より一部引用

〜ところで、信ずるということは、知ることなしにはあり得ないことである〜

この記述から汲み取れるのは、原理に立脚した統一信者というのは「いわしの頭
的信仰」ではないようだ。

さらに引用してみよう。

〜堕落人間にとって、知ることは命の光であり、また蘇生のための力でもある。
そして、無知は死の影であり、また破滅の要素ともなるのである。

無知からはいかなる情緒をも生じ得ない。また、無知と無情緒からはいかなる意
志も生ずることはできないのである。

人間において、知情意がその役割を果たすことができなくなれば、そこから人間
らしい、人間の生活が開かれるはずはない〜

ふーん、なるほどなるほど。無知は死の影、か・・・
あ、ちなみにぼくは統一教会の信仰はしていません。
統一教会の先生のハナシは嘘が多いんで知らないことは調べるか信頼おける人に
訊きます。

そうなると、だ。
ぼくみたいな非原理の人間の質問に答えられない教会員というのは、原理がいう
ところの信仰の段階まで到達していないことになるんだな。

答えをはぐらかしたり無知なのをごまかすためにいいかげんな答えをする教会員
というのは、つまり「いわしの頭的信仰」というわけだ。
なるほどなるほど。

ところで、原理が主張する真理の条件とは

〜象徴と比喩によって記録されている数多くの難問題を、かつてイエス御自身が
直接話されたように、例えをもってではなく、だれしもが共通に理解できるよう
に、あからさまに解いてくれるものでなければならない〜

のだそうだ。

ぼくは過去、原理に関する質問を何度も教会の先生がたにしてみたことがある。
そもそも原理が「だれしもが共通に理解できるよう」に書いていないから、質問
されたり、反対派からツッコミを入れられてしまうのだ。

文鮮明先生に直接きいて見たらいいよ、などという教会員もいたが、その前に文
先生にどういう手続きを踏めば質問できるのか?ということをまずきいてみたい。

ちなみに、直接質問した人がいるらしいが、返ってきたお言葉は、かえって謎が
深まるような内容ばかりだったそうなので、ぼくからはお勧めできない。

いずれにしても、「だれしもが共通に理解できるよう」な回答を与えてくれた人は
未だに、いない。

ここで典型的な教会員の原理に関する質問の返答例を紹介しよう。

「早い話が知らないの、具体的なことはね」

思わずギャフンといいたくなる、それを早くいってくれよ、って感じですな。

要するに、原理講論はあからさまに書いていないだけなんです。

よって、
統一教会信者の信仰とは「いわしの頭的」である。


■統一教会を批判する777双の先生

少し古いですが以下の記事をご覧ください。

統一教会側が被害全額支払い和解=霊感商法訴訟−福岡地裁
「先祖のたたりがある」などと言って、印鑑や多宝塔などを売りつける
「霊感商法」で損害を受けたとして、九州・沖縄8県の38人が世界基
督教統一神霊協会(統一教会)と関連企業を相手取り損害賠償を求めて
いた訴訟は16日、福岡地裁(古賀寛裁判長)で原告36人について和
解が成立した。
統一教会の関連企業ハッピーワールドが総額約3400万円の和解金を
支払うとの内容で、原告側の実質全面勝訴となった。
[時事通信社 1999年 9月16日]

統一教会が和解に応じたのではないが、このことは霊感商法の非を認めたことに
他ならない。裏読みすれば、統一教会がハッピーワールドにいやなことを押し付
けたと見ることもできる。
おやぢ的には、親方教会が潔く謝罪することを切に願うものである。

さて、渕本氏については少し触れましたが、渕本先輩は霊感商法に関して、親方
教会とは全く違った捉え方をしています。

渕本先輩、曰く
「霊感商法問題は、実は統一教会の対応の間違いが作り出した社会問題」

↓先輩のご意見は下記のサイトでご覧ください。
http://www2.odn.ne.jp/~cag09240/mas02/ma012vol.html

一部引用してみます。
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<統一教会の信仰に基づいた活動資金作り=霊感商法>
あなた方が、どれほど「違法な霊感商法」すなわち詐欺
商法として訴えてみても、ひとたび、実態が明るみに出
てしまえば、統一教会の信仰に基づいた活動資金作りで
あることは明らかなのです。

従って、その信仰を前提に進められる活動をそのまま違
法な霊感商法だとして、それをなす統一教会、その活動
を指示する立場にある文鮮明師を犯罪人扱いすることが
、どれほど一方的で乱暴な決めつけ方か、言葉がありま
せん。

明らかに、無神論信仰を前提にした人々を軸に、表向き
キリスト教指導者などを前面に出してその本質を偽装し
ているに過ぎますまい。
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霊感商法の是非はともかくとして、渕本先輩は真に正直な方だと思います。
霊感商法は一部信者がやった、などと吐かす親方教会よりは好感が持てる。

渕本先輩からいわせれば
「コルァ、壷をばかすか売ることが信仰なんじゃい!ボケ!」
となるらしい。

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〜〜 おやぢのつぶやき 〜〜

■1985年頃の教会員の腹ン中

当時の教会員たちは
1985年 8月15日をもって地上天国ができる、と信じていたものだから、最後のラ
ストスパートで、鼻息を荒くしていた。
街頭勧誘していて、非難、中傷、罵倒、殴られ蹴られされてもニヤニヤしていた
ものだ。

伝道大会では、目標貫徹路程だ!とかいって
深夜の新宿歌舞伎町へ出かけて行っては長テーブルを広げビデオセンターの申込みを
無理やり書かせて実績にしてみたり、深夜のハンコ売りなども当たり前。歌舞伎町で
はヤクザに脅かされ、深夜の家庭訪問では警察に通報されたりしたが(当たり前!)
むしろ迫害を楽しんでいるようだった。
どーぞ迫害してください、と。8/15になれば全てがわかるさ、と。

とにかくいわしの頭的でも信じる者は強い。
中には、
「8月15日には地上天国が出来るのじゃーー!悔い改めよーー」
などとと街頭でわめいている者もいた。
きっと預言者をきどっていたのだろう。

しかし悲しいかな摂理は延長され、それまでがんばっていた人たちは虚脱感に苛まれ
「おらやーめた」
と去っていった、とさ。

一方で。
はじめから
「んなわけねえだろ」
と冷めた目で見ていた教会員は今でも寄生しているのはいうまでもない・・・

その寄生虫たちはよくこんなことをいう。
「摂理が延長されてきたのは私たちの不信仰ゆえです」

何が私たちだ!
摂理を延長させてきたのは「あなた」のせいであって、「私たち」などと言うん
じゃない。深い意味を知っているのは「あなた」だけなのだから。

一生、知ったかぶってなさい。

統一教会の信者は自分が信じていることを否定されるのが一番苦痛である。
その場合、相手を攻撃することで合理化する。

統一教会の信者は自分が信じていることを肯定、賛同、共感されるのが一番快感
である。そして、舞い上がり理性が麻痺し勘違い野郎になっていく。

こういう奴らは救いようがない、とぼくは思う。

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