文家の元嫁、洪蘭淑女史のCBSインタビュー

1995年 8月 8日、文鮮明の長男、孝進と離婚した洪蘭淑女史が
アメリカCBS(TV60分)のインタビューを通じて
14年間の結婚生活の清算と脱出に関する内容、文家の家族生活の不道徳性について訴えました。
司会者 :もしも、韓国人の15歳の少女が、自分がメシアと信じた人の
義理の娘に選ばれたとすれば、天にも昇る思いでしょう。
しかし、文鮮明師の長男と結婚した洪蘭淑女史は違いました。
文鮮明師と文の子供達の内何人かは、統一協会の教えを自ら守っていないと
洪蘭淑女史と文鮮明師の娘が証言しています。
統一協会では、婚外情事と飲酒、麻薬を完璧に禁止しています。
しかし、統一協会信者達がメシアの息子と信じて侍る文師の長男文孝進と結婚した
洪蘭淑女史が目の当たりにした体験はそれとは全く異なるものでした。

洪蘭淑 :私の元夫は、まるで王子でした。そして、肉体的、精神的な残虐行為とお酒
や麻薬に溺れていました。

(麻薬付け孝進の説教シーン)
文孝進:詰る所、全ては give and take じゃないのかな?
司会者 :このような画面上から分かる説教シーンも麻薬付け状態で行われていると言われてます。
文孝進:私が壇上で君達を審判しようか?何だ君達が私を審判したいのかな?

司会者 :文孝進がどんな人間か分からずに結婚した蘭淑女史は、文孝進が麻薬中毒者だとは
夢にも思わなかったのです。文鮮明師一家は、それ程完全無欠な人々だと学びながら育った
女性でした。

洪蘭淑 :私は幼い頃から文師夫妻の写真を見て常に憧れながら成長し、
幸せそうな家族の写真を眺めながら、正に理想的な家庭だと思ってきました。

司会者 :文師は御自分の家庭を真の家庭とか完成された家庭と言っていますね。

洪蘭淑 :文師は、この世の中で唯一自分こそが完全無欠な人間だと言っています。
だから、文師の選んだ奥さんも完全無欠な人間だという理屈です。
また、奥さんとの間に産まれたお子さん達も完全無欠な人間だということを話しています。


司会者 :合同結婚式で文鮮明師は、セレモニーの一番最初に、
自分(文鮮明師)を手本にして道徳的な生活を送るように説教しますね。
文師は写真と履歴書類だけを見てそれぞれのカップルを組み合わせると言っています。

(合同結婚に参加したカップルへ司会者からのインタビュー)
新郎 : (合同結婚式場で白人の場合)文師は真の親のお手本を見せます。
今時健全な家庭が何より切実に要求されている時代に文師はそれを自分で実践していらっしゃいます。
花嫁 : (合同結婚式場で他の黒人の場合)文師の家庭は真の家庭です。
文師はお子さん達を立派に育てました。
[司会者質問] お子さん達は誰も罪を犯さなかったのですか?
[花嫁の返答] はい。
[司会者質問] 麻薬もしないで?
[花嫁の返答] 勿論です。
[司会者質問] お酒も? 
[花嫁の返答] 全くありません。

洪蘭淑 : 自分(文師)が完璧な立場だから完璧な家庭を作ることができるという教理は、
そのお子さん達を見ればどれ程虚像かが分かります。


司会者 : 文師は現在の本妻とそれ以外の女性との間で、13人のお子さんが産まれましたが、
文師の側近の話では、お子さん達の内で何人かは統一協会の教理に反して
お酒を飲んだり、麻薬に嵌まっていると話しています。
そして、その中で最も最悪なのは長男の孝進だということです。
洪蘭淑、文孝進夫婦は、ニューヨーク市郊外の文師所有邸宅で暮しました。
文師は長男の最悪な問題を知りながも多くのお金を長男へ与え続けたと言っています。

洪蘭淑 : 孝進がお金が必要だと要求すれば、文夫妻は1千から5万ドルまで与えました。
司会者 :1千から5万ドルも?
洪蘭淑 :はい。 ご夫妻は気分によって与える金額は変わります。
司会者 :その多額の現金の出所はどこですか?
洪蘭淑 :主に日本から送られて来るようでした。
日本統一協会のリーダー達が現金を持って来て、文師へ直接手渡すのです。
司会者 :文孝進は、果してそのお金をどのように使ったんでしょうか?
洪蘭淑 :麻薬、パーティー、女遊び、居酒屋.... 人間の快楽を楽しむ場所で全てのお金を
使いました。
司会者 :その場所には女性達もいたんですね。

洪蘭淑 :孝進は、自分もお父さんのように婚外情事を楽しむ資格があると主張したし、
文師も孝進に婚外情事をしたことがあることを認めたというのです。
しかし、文師はこれには、摂理的意味があると主張しました。

洪蘭淑 : それは ‘神さまの恨みである情事を救う為’(摂理的なこと)と
私に言いました。
司会者 :‘神さまの恨みである情事を救う為’ですか?
洪蘭淑 :はい。すなわち、神様の悲しみを開放する為の任務と言う意味です。
摂理的な事情だから婚外情事をするしかないと言いますね。
文師は、必ず遂行しなければならない任務だと言っていました。

洪蘭淑 :勿論一般信徒達へは、このように伝えてはいません。
寧ろ姦通は非常に重罪であると文師は、信徒の前では説教して教えています。

洪蘭淑 : 統一信者にとっては、姦通が一番重罪に自覚されています。
姦通をすれば地獄の炎で永遠に苦痛を受けると教えられているのです。
しかし、文師夫婦は長男が姦通したことが分かっていながら放って置かれたのです。

司会者 :しかし、文孝進の最大の過ちは妻を殴ぐったことにありますね。
文孝進は、五番目の子供を姙娠中だった妻を酷く殴ぐったと聞いてます。

洪蘭淑 :当時、いつものように、その日主人はコカインで大分酔っていました。
私は ‘こんな状態では生きる事ができない’と言って、残りのコカインを
トイレに捨てたんです。すると、孝進は私を殴ぐり始めて、 私は目に痣ができ、鼻血を出しました。
(涙が流れてました…)
しかし、一番恐ろしかったことは、お腹の赤んぼうを殺されないかと
思ったことです。

司会者 :腹の中の赤んぼうを殺す??

洪蘭淑 :はい。 当時私は姙娠7ヶ月でお腹が大きく膨らんていたんです。
孝進は何度も ‘赤んぼうを殺してしまう’と言いました。
私は腹の中の赤んぼうに間違いが起こってはいけないと心配であまりにも恐ろしかったんです。

司会者 : 文鮮明師は、長男の孝進が殴る事実を知らせる度毎に、
蘭淑さんを叱咤しましたね。

洪蘭淑 : 私が孝進の良い妻になれない所為だと言いました。
そして、私が文家に必要だから迎えて暮すことも運命だと言われました。
司会者 :誰がそう話したのですか?
洪蘭淑 :舅様と姑様お二人ともそのように言いました。
夫の性格を我慢して暮さなければならないと言ったんです。

文ウンジン : 沢山聞いた言葉ですね。

司会者 : 驚くことに、洪蘭淑女史を庇い出向いてきたのは、
文師の娘、文ウンジンさんです。
ウンジンさんは、文師が自分にも同じ事を言ったと言います。
司会者 :ご主人に殴ぐられたんですか?
文ウンジン :はい。
司会者 :ご両親に申し上げましたか?
文ウンジン :はい。
司会者 :それで...?
文ウンジン :堪えなさいと言われました。

司会者 : ウンジンさんが自分の親を表立って批判したことは、今回が初めてです。
ウンジンさんは、人々が真実を知り、カルト宗教の被害を受けないように
してほしいと言います。
ウンジンさんは、公式的には言いませんが、文鮮明師をメシアだと思わないと
はっきりと言いました。公式的には、このように話しています。

文ウンジン : 文鮮明は、唯私のお父さんだというだけです。
それだけで十分な説明になります。

司会者 : ムンウンジンさんは、統一協会を信じないと言っています。

文ウンジン : 私は神様を信じますが、今はどの宗教にも属したいと思いません。

司会者 :洪蘭淑女史は正直だと思いますか?

文ウンジン : はい、大変正直だと思います。

司会者 :洪蘭淑女史を信じて尊敬しますか?

文ウンジン : はい、 私は大変尊敬している人です。

司会者 : ボナドカレッジで芸術科を専攻した洪蘭淑女史は、
文家に対して、それなりに哲学的な解釈をしました。

司会者 : だから、文家は...

洪蘭淑 : 誰もが完璧な人間ではなく普通の人々です。
どの家庭にも問題はあるもので、ただ文家は平凡な中流家庭より、
多少問題を抱えているだけです。

司会者 : お金をあまりにも多く所有しているので、
そこも問題が起こる原因ではないでしょうか。
蘭淑 : それも一理あります。

司会者 : 統一協会側は、文師の財産規模に対して一切緘口していますが、
過去数年間に、数千幾億ドルものお金が日本から文師へ送られたと推定されています。

司会者 : 今は統一協会を脱会したドナ・コリンズさんは初代ヨーロッパでは、
子供の頃からの信者でした。彼女のご両親がイングランドに統一協会を建てたからです。

ドナ・コリンズ : 私は文師を信じて育ちましたが、今では
信じるなんて想像すらできません。

司会者 : 文師の寵愛を受けたドナ・コリンズさんは、文師の家庭内事情を
大変よく分かっています。

ドナ・コリンズ : 私は一般信徒達よりも、より多くの事が分かっていたので、
結局自然脱会するようになりました。
文師の教理と実生活があまりにも差があり、かけ離れているのを目撃したんですよ。

司会者 : ドナさんと彼女のご両親を統一協会から去るようにした決定的な原因は、
文師の抱える秘密の問題にありましたね。
すなわち、文師には少なくとも 1人以上の私生児がいるという事実でした。
文師の娘もこの事実を確認してくれましたね。

文ウンジン : 私も分かっています。

司会者 :その子供の名前は何ですか?

文ウンジン :その子(私生児の子)の名前はサミーです。

司会者 : ムンウンジンさんは、統一協会系書誌を飾る
仲睦まじい文家の写真は皆偽りなのが事実で、
文師は、お子さん達と共に時間を過ごすことが殆ど無いと言います。
また、文師は幼い5人のお子さん達とは言葉も通じないと言います。

司会者 : その幼いお子さん達は韓国語を話しますか?
洪蘭淑 :殆ど話せません。
司会者 : 文師は英語が話せないのですか?
洪蘭淑 :はい。
司会者 : それなら、幼いお子さん達は...
洪蘭淑 :父親と殆ど会話をしませんね。
司会者 : お父さんと対話がないのですね。
洪蘭淑 :そうです。 意思疎通が出来ませんから。

ドナ・コリンズ : その事を、文師の娘が私へ言っていました。
しかし、韓国語の話せるお子さん達とも文師はあまり接していません。

司会者 : こんなに事実を暴露して後で、仕返しに遭うか心配で、
恐ろしくないですか?

ドナ・コリンズ : はい。本当はそれが理由で長い間口を噤んでいたんです。
しかし、明らかにする方が、寧ろ安全で何より洪蘭淑さんを助けたかったので、
文師と統一協会の真実が明かされなければならないと思いました。

司会者 : 日増しに暴力が過激になる夫から、子供達を恐怖から守る為に
洪蘭淑さんは、3年前ある日の夜、ご主人が麻薬に酔って正気を失ってる間に、
五人のお子さん達をミニバンに乗せて文師の邸宅逃げ出したんですね。

司会者 : 現在マサチューセッツ、レキシントンの優雅で素朴な家で、
プールやボーリング場もなく...

洪蘭淑 :アギブァズは人も、 運転手もいなくて..

司会者 ; そうです。

洪蘭淑 :料理人もいません。

司会者 :料理を直接なさいますか?

洪蘭淑 :料理は新たに学ばなければならなかったんです。

司会者 : お子さん達は新しい生活に馴染みましたか?

洪蘭淑 : はい。 とても誇りに思っています。
私達は皆、新しい生活様式を身につけなければならなかったんです。

司会者 : しかし、文師からの仕返しに対する恐ろしさも抱えながら暮さなければならなかったのですね。

洪蘭淑 : これからは文家が私の人生に関与出来ないようにするんです。
勿論、その代わり仕返しに対する恐ろしさを抱えて暮さなければならないでしょう.

司会者 : その後、ご主人と離婚訴訟を終えた蘭淑さんは現金で60万ドルの慰謝料を
貰いました。そして、お子さんの養育費として毎月9千ドルを貰っています。
現在、蘭淑さんはドメスティックバイオレンスの被害女性達を助けるセンターで
働きながら、先日‘我が父文鮮明の正体’という著書を出版しました。

司会者 : どうして、この事実を暴露したのですか?

洪蘭淑 :私が騙されたという気がしているからです。

司会者 : 騙されたもんですね。

洪蘭淑 :はい。 詐欺に遭った気持ちです。

洪蘭淑 : 私は、神様の為に働きたいというあまりにも純粋な心を持っていましたから、
他にも私のような信者が多いと思います。そんな人々が統一協会組職の犠牲になりやすいですね。
私もその中の1人だったのですから。

司会者 : 洪蘭淑女史は、相変らず神様を信じてますが、
文師を見る目は変わりましたね。

洪蘭淑 : 文師は決してメシアではないという結論に到逹しました。

司会者 : それなら、偽メシアですね??

洪蘭淑 :詐欺師です。

司会者 : 文師が詐欺師なんですか?

洪蘭 : これは、文師の家族と15年間生活して得た私の結論です。

司会者 : 文鮮明師は、インタビューの代わりに次のような内容の元気の無い書信を
送ってきました。

‘うちの息子の悲劇的な問題で惹起された蘭淑の苦痛を可哀そうに思う’ (文鮮明師より)


現在、洪蘭淑女史はロースクールに学び、彼女の前夫は再婚をしました。
やはり文師によって選定された文孝進の新しい奥さんは、ご主人より10歳も若くて
彼女も文家の実体がよく分かっていない立場だと洪蘭淑女史は言います。

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